宇部・文京台の住宅街に3月1日、着物着付け教室「紅鶴」(宇部市文京台1)がオープンした。
同教室を開いたのは、着物に興味を引かれて40歳で「着物デビュー」し、専業主婦から着付け講師に転身した清水靖己さん。宇部フロンティア大学近くの自宅の6畳間を使う。
これまでに山口市や宇部市の着付け教室で講師として活動してきた清水さん。「身近な普段着として着物が装えることを伝え、魅力を発信したい」と独立。自身も日常で着物を愛用し、帽子やアクセサリーと合わせる自由なスタイルを好んでいる。
清水さんは「着物は特別なときに着るイメージが強いと思うが、そうではなくジーパンにTシャツと同じように普段着として装えるもの。気軽に『今どき』なスタイルで楽しめることを知ってほしい」と話す。
教室は、初心者に向けた「基礎コース」と帯結びを学ぶ「帯結びコース」、それぞれが学びたい内容に応じる「ポイントコース」、人に着せるスキルを習得する「着せ付けコース」の4コースを設ける。料金は90分3,000円。はかまや浴衣にも対応する。
着付けの要望にも応じるほか、着物をドレスコードにした季節イベントやセミナーも行う。5月18日には、三和ギャラリー(西岐波)でセミナー「着物を自分で着てみたい~着物のいろは入門編~」を開く。
「着物の種類が集まったら、一日着物レンタルも始めていきたい。日常で着物を着る人を増やし、地元から文化の底上げをしていきたい」とも。
問い合わせは清水さん(TEL 090-1684-1641)まで。