長門・向津具(むかつく)半島で6月11日、「JAL 向津具(むかつく)ダブルマラソン」が開催される。主催は「むかつくダブルマラソン実行委員会」。
初開催となる同イベント。ダブルフルマラソン(84.39キロ)、シングルフルマラソン(42.195キロ)、棚田ウォーク(約30キロ)の3部門で行う。ダブルフルマラソンは距離が2倍なだけでなく、高低差約300メートルとアップダウンも激しい。
観光地のPRや観光誘客、地域活性化にもつなげようと、元乃隅稲成神社、千畳敷、立石観音などの美しい景観も楽しみながら走れるようにコースを設定。地方創生に力を入れる日本航空(JAL)が冠スポンサーを務める。
JAL山口支店の武知眞一支店長は「長門市は元乃隅稲成神社や、プーチン大統領の来日などで一挙に注目度が上がった。この盛り上がりを一過性で終わらせたくない。ネーミングやダブルフルマラソンの距離など、この大会の特色にピンとくるものを感じ、ぜひ応援したいと思った」と話す。
昨年12月16日に受け付けを始めたところ、ダブルフルマラソン、シングルフルマラソンの参加者は当日中に定員に達した。当日は総勢950人のランナーやウオーカーが参加するほか、JAL関係者114人を含む約500人がボランティアとして運営をサポートする。
武知支店長は「県内からの参加が約600人で、九州や関東圏からの参加者も多い。JALとして町おこしを手伝ってきた山口市や美祢市、福岡・福智町からのボランティア参加もあり、感謝でいっぱい」と笑顔を見せる。
「エイドステーションでは地元店舗が提供するカレーや長州どりの焼き鳥なども用意してもてなす。参加者も運営側もハードな一日になるが、全員の力で成功させて長門のファンを増やしたい。期待を超える大会にしたい」と力を込める。
発着地点は油谷総合運動公園(長門市油谷河原)。出発時間は、ダブルフルマラソン=6時、シングルフルマラソン=9時、棚田ウォーク=9時5分。