宇部の新天町商店街で6月17日、私立慶進中学校・高等学校(宇部市西琴芝2)が文化祭を開催する。
これまで校内で2日間行ってきた同祭。今年は初めての試みとして、初日のみ同商店街アーケード内で行う。
同高3年生で文化祭リーダーを勤める玉川綾音さんは「これまでとは異なる文化祭にして、地域に寄り添ったイベントにしようと商店街での開催を決めた。商店街組合や市にもご協力いただきながら、2カ月前から準備を進めてきた」と話す。
16日には、実行委員会メンバーが音響機材の設置や最終確認など会場設営を行った。アーケードには、生徒が作成した大玉の七夕飾りや看板を飾り付けた。
当日は、ステージイベントをはじめ、縁日コーナー、サッカーJ2・レノファ山口応援ブースなどを展開する。宇部市PRブースでは、「うべ元気ブランド」認定菓子の紹介や販売を行う。
会場ではこのほか、市内の洋菓子店「たちくま米工房」(吉見)や「エール・ラポール」(船木)、「KURUMILK」(中村3)も販売ブースを出店する。「ユニクロ」が古着回収を行う「服のチカラプロジェクト」も行う。
玉川さんは「商店街や地域の方々がサポートしてくださったことがうれしい。商店街内の店舗情報を書いた『新天町マップ』も各店に取材をして作成した。1日限定イベントだが、私たちの元気を発信し、来年・再来年へとつなげていきたい」と笑顔を見せる。
開催時間は9時30分~12時。