山口市中心商店街で1月18日より、商店街の各店舗がお宝を展示する「山口商店街お宝展」が開催されている。
同イベントは、山口商工会議所が主催する「山口お宝展」に合わせて、山口市商店街連合会が開催するもので、商店街の文具店・和菓子店・時計店など18店舗が参加して、自慢の品や古くから伝わる品、商店街の今昔などを紹介している。
刃物専門店「末廣」(山口市米屋町)では、刃渡り75センチの「鯨(くじら)包丁」や銘打ち職人が魚の名前を刻んだ「魚名(ぎょめい)包丁」、刃の模様が春霞のかかった富士山のように見える「鮪(まぐろ)包丁」を店頭に展示している。同店の川口健二社長は「これだけの包丁を作る職人はもういないので、貴重な逸品」と話す。
「井ビシ眼鏡店」(道場門前)では、大正末期から昭和30年まで使用していたというドイツ製の「検眼機」のほか、かつて同店の数軒隣に「金竜館」という映画館があり、商店街界隈には「有楽座」「山口セントラル」などもあったことから、これらの映画館が発行した1960年ごろの懐かしいチラシを展示している。
開催は2月17日まで。
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