防府・天神町銀座商店街アーケードで2月3日、鍋の完売時間や味で勝負する「節分鬼まつり 第3回鍋-1グランプリ」が行われた。
同イベントは、各団体がそれぞれ趣向を凝らしたオリジナル鍋を作り、100杯(1杯=200円)の完売時間と5人の審査員による味、見た目、こだわり、ネーミングの評価の総合点で優勝団体を決めるもの。今年の出場団体は6チーム。12時の販売開始直前には、目当ての鍋を食べようと各ブースに長蛇の列ができ、すでに100人を超す人が並んでいたブースもあった。
優勝したのは、「サンサングループ」(防府市農家生活改善実行グループ)による「モォ~ちゃんの牛乳豆腐入りいきいきミルク鍋」。酪農家ならではの初乳を使ったカッテージチーズ(牛乳豆腐)、白菜やキャベツなど旬の無農薬野菜、鶏肉、エビなどを具材にし、牛乳のまろやかな味が特徴の鍋。タイムは4分46秒。審査員による評価も6チーム中1位の62点を獲得した。
2位は「植松銀座ファミリー」による「カレー。きゃべつん」で、タイムは7分27秒、審査員による評価は54点。3位は「防府青年会議所チーム『挑む』」による「ザ・防府鍋2008」で、タイムは7分21秒、審査員による評価は44点だった。4位は「びっくり鬼鍋」(男の料理教室)、5位は「ぽんぽこ鱧鍋」(和勝会)、6位は「ヘルシードラゴン鍋」(チームパスコ)の結果となった。
優勝したサンサングループ代表の池田静枝さんは「今年は良いタイムを出そうと頑張った。チーム一丸となって取り組んだので、優勝できてうれしい」と話している。
各チームは200~300杯分を用意しており、100杯の販売終了後には食材がなくなるまで通常販売を続け、2~3種類の鍋を食べ歩く人や、家族でそれぞれのブースに分かれて並ぶ様子などが見られた。主催者のまちづくり防府鍋-1グランプリ実行委員会によると、同日の来場者数は約2,500人だった。
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