宇部・中央に天ぷら居酒屋「天ぷらDining 菜の花」(宇部市中央町1、TEL 090-1334-7087)がオープンして1カ月がたつ。オープン日は9月15日。
同店2軒隣で居酒屋「べにや」を夫婦で営んできた藤本美佐子さんが店主を務め、夫・英正さんがサポートする。「べにや」は1984(昭和59)年に開業し、今年4月に閉店した。
美佐子さんは「30年以上営業を続け、私たち夫婦も年を重ねてきた。規模を縮小したかったことや人材不足などから、業態を変えた新店舗に移行した。前店舗の店主は夫だったが、『おばちゃんが切り盛りしている店』にしたかったので店主交代した」と話す。
旧そば店を改装した同店。来店客の顔が見えるようにとオープンカウンターに6席と、掘りごたつの座敷席12席を用意。前店で美佐子さんが揚げ物を担当していたことから「天ぷら」をメインに据え、「おふくろの味」をテーマにする。
メニューは約50種類。エビやキス、カキなどの魚介類や野菜、鶏肉など、その日に仕入れた食材を天ぷらにして提供し、「チーズのベーコン巻とトマト」「半熟卵ベーコン巻」(以上220円)などの「串天ぷら」も提供する。
玉子焼き(380円)や「牛すじ煮込み」「鶏唐揚げ」(以上480円)などの単品料理もそろえる。ドリンクは、生ビールやハイボール、チューハイ(以上450円)、焼酎(450円~)など約50種類。客単価は2,500円。
オープンから1カ月を振り返り、「40~50代の利用が中心。前店の常連客の来店が多く、感謝でいっぱい」と美佐子さん。「実家に帰ってきたような、温かみのある店が理想。フレンドリーに営業しているので、若い世代にも『おばちゃん』と親しんでもらえれば」とほほ笑む。
営業時間は18時~23時。日曜、祝日定休。