宇部市文化会館(宇部市朝日町8)で1月21日、梅光学院(下関市丸山町2)の生徒らが制作した映画「隣人のゆくえ -あの夏の歌声-」の上映会が行われる。
同作品は、下関で会社員として働きながら映画を制作する柴口勲監督の下、同校の中高生40人が自主制作したミュージカル映画。生徒は、柴口監督とワークショップを1カ月行い、出演や劇中歌の作曲、撮影、照明などさまざまな役割を担って制作した。
昨年7月に、同校内のホールで上映会を開催以後、東京や横浜、名古屋、大阪などで劇場公開され、「日本芸術センター映像グランプリ感動賞」や「新人監督映画祭長編作品部門準グランプリ」などを受賞。
宇部での上映会は、同作品に感銘を受けた同校卒業生の相山華子さんや宇部出身・在住の有志らが企画。相山さんは「ミステリーや青春映画、反戦映画など、見る人にとって受け取り方の違う不思議な作品。地方でここまでの作品を作れるのかと衝撃を受け、『山口県の映画』として地元の人に見てほしいと思った」と話す。
当日は上映前後に「舞台あいさつ」を行い、柴口監督や主要キャストやスタッフの生徒が登壇。撮影時のエピソードなどを話す。
相山さんは「映画を通して県内の若者の頑張りを感じてほしい。中高生には同世代の取り組みから刺激を受けてもらえれば」と期待を込め、「高校3年生の生徒にとっては、制服姿での最後の舞台あいさつになる。生徒らの思い出に残る上映会に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
14時開演。入場料は、1,000円(前売り800円)。高校生以下は無料で学生証の提示が必要。前売りの申し込み・問い合わせは相山さん(TEL 080-3201-5545)まで。