美祢市観光協会(美祢市秋芳町秋吉、TEL 0837-62-0115)が現在、市内の観光スポットのインスタグラム投稿を募る企画「Mineインスタラリー」を行っている。
昨年11月1日に始まった同企画。秋芳洞や別府弁天池など「インスタ映え」する場所が多いことに着目し、インスタグラムを利用して地元の魅力再発見や観光誘客などを目的に実施する。
対象スポットは、秋芳洞(#黄金柱、#巌窟王)、大正洞(#獅子岩)、景清洞(#ミニ百枚皿)、別府弁天池(#別府弁天池)、秋吉台サファリランド(#秋吉台自然動物公園サファリランド)、道の駅みとう(#道の駅みとう)、道の駅おふく(#道の駅おふく)、万倉の大岩郷(#万倉の大岩郷)、ぽんぽこの里(#ぽんぽこの里)の9カ所(カッコ内は指定のハッシュタグ)。
参加方法は、対象スポットで撮影した写真に、スポットごとの指定ハッシュタグと「#Mineインスタラリー」を付けて投稿する。5カ所を巡った投稿者には、抽選で6人にホテルペア宿泊券などの景品が贈呈される。
同企画を紹介するパンフレットには、市内の店舗や施設32カ所で使える割引クーポン券を付けて配布。市内の若年層やファミリー層の参加や、市外からの観光誘客を期待するが、2月1日時点で「#Mineインスタラリー」のハッシュタグが付いた投稿は17件、5カ所を巡った抽選対象者は1人と参加人数が伸び悩んでいる。
同協会の山内祐樹さんは「美祢市は高齢者が多く、スマートフォンの普及率もインスタグラムの認知度も低いのかもしれない」と苦戦の要因を推測し、「美祢としては先取りしすぎてしまったのかも」と不安な表情を見せながらも「3月には暖かくなる。春休みに駆け込み参加があるはず」と巻き返しを期待する。
抽選対象者の目標は100人。「王道の観光地だけでなく、市内各所に足を運んでコンプリートしてもらいたい。私たちが知らない景色や食べ物、人物など、美祢の新しい魅力を見つけてきてもらえれば」と参加を呼び掛ける。
実施期間は3月31日まで。