宇部市は2月6日と14日の2日間、バレンタインデーに花を贈る推進運動「フラワーバレンタイン」の応援イベントを市役所内で実施する。
庭園のような美しい街並みの都市を目指す同市の取り組み「ガーデンシティ推進プロジェクト」の一環として初めて実施。花を贈り飾る文化を定着させ、花の消費拡大による花き産業振興を図る。
イベントには、県中央生花商組合宇部買参人(ばいさんにん)、県中央花卉(かき)園芸組合宇部生産者、山口県中央花市場が参加し、市役所1階ロビーで「フラワーマーケット」を開設。宇部産の花(1束300~2,500円)を2日間で合わせて約220束販売し、売り上げの一部を基金として、市内福祉施設に花苗やプランターなどの贈呈に充てる。
市役所入り口前には、プリムラなどの花で彩られたハート型のオブジェを3月14日まで設置し、撮影スポットとしての利用を呼び掛けるほか、バレンタインデーの14日に婚姻届または出生届を提出した人に、同市から花を贈る。
6日は、12時の販売開始とともに多くの市民が訪れ、撮影スポット前もにぎわいを見せた。花束を購入した市内の80代女性は「市役所で花を販売すると聞いて楽しみにしていた。人に贈るのも、自分用に飾るのも楽しい」と笑顔を見せる。
市総合戦略局 ガーデンシティ推進グループの担当職員は「今回を皮切りに、日常的に花に親しむ機会をさらに展開していきたい。欧米では、バレンタインに男性が女性に花を贈るのが慣例。このような習慣が日本国内でも広まってほしい。市内の生産者の活気にもつながれば」と話す。
14日の開催時間は12時~17時30分。問い合わせは市総合戦略局 ガーデンシティ推進グループ(TEL 0836-34-8485)まで。