山陽小野田・埴生の「糸根公園」で8月12日、クロマツの巨樹群を光で彩る「ライトアップ はぶラボ2019」が始まる。
「国道190号線沿いなので、ドライバーの目にも留まるはず」と伊場さん
公園内にある「糸根の松原」を7色のLEDライトや音楽で幻想的に演出する。糸根の松原は、かつて海辺の人家を守る防砂・防風林の役割を果たした市指定文化財で、約90本の成木が茂り最高樹齢は推定約200年。
今月17日までの期間中、50本ほどの成木を虹色に照らし、地域住民やお盆の帰省者、市外の人にも広く存在をPRする。地域資源を活用した「若者らしい地域おこしを」と、埴生・津布田地区の青年らが昨年4月に結成した「頑童(がんどう)の会」が主催する。
初日は埴生地区の魅力や歴史に触れる「はぶフェス」を開催。公園内で、キッチンカーなど約10店舗が出店する「青空レストラン」や、頑童の会が埴生で取れたイノシシやガザミ(ワタリガニ)の料理を提供する「埴生産食堂」、地産野菜の販売などを行う。
このほか、子ども向けに地域の歴史をクイズを交えて伝える「埴生の歴史を学ぼう」、地域の高齢者による遊び教室「竹っちゃう」(先着100人、参加料300円)も実施。竹っちゃうは、竹トンボと竹灯籠を作るワークショップ、竹馬と竹水鉄砲の体験企画で、頑童の会事務局の伊場勇さんは「夏休みの自由研究にぜひ」と勧める。はぶフェスの開催時間は15時~21時30分。
伊場さんは「昔はにぎわいがあった場所を活用したイベントを開くことで、市民には埴生の面白さを再認識してほしいし、市外の人にも魅力を伝えたい。涼しくて気持ちのいい『穴場スポット』なので、これを機に足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
点灯時間は19時~21時30分(初日は19時30分に点灯式を実施)。日没の18時30分以降中学生以下は要保護者同伴。問い合わせは頑童の会事務局(TEL 0836-38-8705)まで。