宇部・厚南の写真館「パルスタジオ」(厚南中央6、TEL 0836-41-3391)に8月11日、アンティークスタジオがオープンした。
1968(昭和43)年にマツムラスタジオとして宇部市中央町で創業した同店。1992(平成4)年に店名をパルスタジオに改称し現在の場所に移転。スタジオ撮影、ブライダル・学校行事の撮影などを主に行う。創業50周年の節目を迎え、本格的なアンティークスタジオを新設した。
松村和宏チーフは「今回は思い切って大改装をした。スタジオ全体をアンティークな家具とドライフラワーでコーディネートしたので、被写体がどこを向いていても背景が絵になる。アンティークなテイストが今のトレンド。これだけの本格的なアンティークスタジオは山口県内初では」と話す。
新スタジオでは、発光機材を使わずに自然光で撮影する。これまで部分的なセット前での撮影はシャッターチャンスが限られていたが、どこに動いても撮影が可能になったことで自然の表情を捉えることができるという。
松村春二社長は「スタジオに入った瞬間にお客さまに感動してもらえる本格的なものになった。ここでしか撮れないものを提供したい。創業時はモノクロフィルムの時代で撮影技術が必要だったが、今はデジタルで誰もが簡単に撮影できる。写真館の数も減っているが、時代の変化に適応しながら写真文化を継承していきたい」と話す。
新スタジオ完成を記念して現在、小学生以下を対象に、撮影したデータ5カットを1人3,000円、2人目以降は1人につきプラス1,000円で提供している。8月31日まで。
松村チーフは「大切な写真はプリントして残してもらいたいが、データを購入したいというお客さまが増えている。今後はデータ渡しが主流になってくると思うので料金体系なども柔軟に対応していきたい」と話す。
営業時間は9時~19時。