アジアン料理のテークアウト専門店「TuKTuK Cafe(トゥクトゥク カフェ) 隠れ家店」(長門市仙崎、TEL090-9563-5968)が8月3日、オープンした。
店主の津田祐介さん(37)は萩市出身で、2015(平成27)年に東京から長門にJターン。地域おこし協力隊として地域を盛り上げ、3年間の任期満了後の2019(平成31)年3月から移動販売車「TuKTuK Cafe」の営業を始めた。
移動販売は、主にセンザキッチンで観光客をターゲットにしていた。津田さんは「新型コロナの影響を受けてイベントの中止が相次ぎ、客数が減少していた。地元のスーパーに出店したことをきっかけに、地元の人に向けて何か出来ないかと考え始めた。移動販売だと、興味を持ってくれた方から『どこに行けば良いのか分からない』という声もあったので店舗の出店に踏み切った」と話す。
今回オープンした店舗の外装、内装は自ら手掛け、移動販売車と同じミントグリーンを取り入れてシンプルにした。
提供するメニューは、カレーとエスニックライスが中心。「グリーンカレー」や「ガパオライス」(以上550円)が人気だという。「かき氷」(450円)や「タピオカドリンク」(350~450円)などのスイーツやドリンクも提供する。長門市内限定でフードメニューに限って配達も行う。
津田さんは、長門市に移住する前にインドに赴いた経験があり、その時に屋台のルーツであるアジアン料理の1品で解決する食事に魅力を感じたという。
「コロナ禍で旅行がしづらい状況なので、アジアの料理を食べて少しでも旅行気分を味わってほしい。市内には他にエスニック料理のお店がなく、お客さんからは初めて食べたがとてもおいしかったという声が多い。現在は、店舗と移動販売車で同じメニューを提供しているが、今後は移動販売車ではできなかったメニューを店舗でやっていきたい」とも。
店舗の営業時間は月曜~木曜、11時30分~15時。土曜・日曜・祝日は移動販売車でセンザキッチンをメインに出店する。