山口中心市街地に「歴史スポットを示す」サインを設置

今も使われている小路名を示したサイン

今も使われている小路名を示したサイン

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 山口中心市街地まちづくり推進協議会(山口市中市町、TEL 083-925-2300)は2月14日、商店街を中心とする山口中心市街地の歴史スポットを示すサインとマップを設置した。

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 山口中心市街地には、「藤のした水」「西向き地蔵」「山口客館址」など歴史スポットを示すものや「御局小路」「相物小路」など、今も使われている小路名を記載したサインがある。サインとマップの設置は、こうした多くの歴史スポットへ導くのが目的。

 サイズは縦30センチ×横12センチで、厚さ5ミリのアクリル板。全部で33枚のサインを設置したほか、マップ5枚も設置。サインには、名称のほか、矢印と地図、簡単な解説が記されている。設置した地点を基準として、そこに立ち止まった人の目線でそれぞれ地図と矢印の向きが決められている。

 同協議会では埋もれている歴史を掘り起こそうと、昨年3月に中心市街地の歴史をマップと併せて分かりやすく紹介した冊子「やまぐち歴史街道」を作成し無料配布しているが、冊子に記載されている歴史スポットを巡ろうとした際に、「サインがないので分かりづらい」などの意見が寄せられたことから、冊子と連動したサインを企画した。

 昨年8月に「マップ活用小委員会」を開催し、冊子を見ながら「まち歩き」を実践。この中で「ここにサインがあったらいいのでは」などの意見を集約し、設置場所を33カ所に絞った。年末にかけて地権者に設置の許可をもらい、2月に設置が完了した。

 同協議会によると「地元の人たちが冊子を見ながらサインをたどり、中心市街地の歴史を知ってもらいたいというのが一番の目的。地元以外の人にも、歴史のある市街地だということを知ってもらえれば。路地などにある歴史スポットにも焦点を当てることで、回遊性を高めていきたい」と話している。(©マルニ)

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