山口で女性ガラス作家の二人展-紙風船をイメージした一輪挿しも

ガラスの持ついろいろな表情を楽しめる作品が並ぶ

ガラスの持ついろいろな表情を楽しめる作品が並ぶ

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 山口・大内御堀のクラフトギャラリー「nagomi style(なごみスタイル)」(山口市大内御堀、TEL 083-923-5533)で6月20日より、「小柳津周子・金津沙矢香ガラス展」が開催されている。

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 同展では、「富山ガラス工房」(富山市)に所属する富山県在住の若手女性ガラス作家・小柳津周子さんと金津沙矢香さんによる、グラス、一輪挿し、ボウル、アクセサリーなどのガラス作品約200点を展示している。

 小柳津さんの「balloon vase」シリーズは、赤や緑や青などさまざまな色を組み合わせて、紙風船をイメージして作られた一輪挿し。表面にすりガラス加工を施したマットな風合いが特徴。そのほか、繊細なエナメル絵付けの器やサンドブラストで模様を入れたグラスなど、さまざまな技法を取り入れた作品を展示。

 金津さんは、ガラスの持つ透明感を生かして、さりげなく柄を入れた女性らしい作品が多い。「木漏れ日」シリーズは、透明なガラスの底に草や木の柄をカット技法で入れ、模様そのものだけでなく、光を通してテーブルに映り込む柄の影も楽しめる作品。

 同ギャラリーの伊藤美穂さんは「夏を前に涼しげなガラスをテーマにして、女性らしい作品を集めた。色が付いていたり、すりガラスになっていたり、カット技法で模様が付けられていたり、バリエーションが多いので、ガラスの持ついろいろな表情を楽しめるのでは」と話している。

 営業時間は10時~18時。7月1日まで。

クリエーター一家の伊藤太一さんがベネチアンガラスの作品展(山口経済新聞)山口で京都の吹きガラス工房の作品展-モノトーンのぐい呑みも(山口経済新聞)山口のギャラリーでフェルト作家の作品展-「春の装い」テーマに(山口経済新聞)nagomi style(©マルニ)

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