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山口の居酒屋「さいさん」が3周年 コロナ禍、ホルモン店からタイ料理店に刷新

「路地裏ごはん さいさん」

「路地裏ごはん さいさん」

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 山口市中心商店街の居酒屋「路地裏ごはん さいさん」(山口市中市町)が6月9日、オープン3周年を迎えた。

人気メニューの「パッポンカリー」

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 店主は、山口市出身の斉藤貴彦さん。広島で会社員として勤務していたが、「飲食店起業の夢をかなえたい」と4年ほど前に脱サラし地元にUターン。昭和の雰囲気が残る商店街の路地裏に空き店舗があることを知人から聞き、2018(平成30)年に開業した。

 店内では、カレーとエスニックライスを中心としたタイ料理をメインに提供。オープン当初はホルモンをメインに提供するスタイルで営業してきたが、「コロナ禍で居酒屋離れもあり、来店客が減ってしまった。模索する中で、昨年5月にテークアウトを始めようと考えたが、ホルモンではテークアウトが難しいと感じた」と斉藤さん。「両親が以前タイに住んでいて、母親が現地の料理学校に通っていたので、タイ料理をメインに刷新しようと考え、母親に教えてもらいながら独学で勉強した。コロナ禍がきっかけとなって業態を変更したが、需要もあり良い方向転換になった」と話す。

 ランチには、日替わりカレーと肉料理をメインにした「カレーのコンビプレート」など日替わりのタイ料理を提供する。ランチタイムの価格帯は850円~1,300円。

 夜は鶏肉を使用した卵とじカレー炒め「パッポンカリー」、「グリーンカレー」(以上850円)、「ガパオライス」、「カオマンガイ」、「カレーヌードル」(以上950円)のほか、「カッパ肉の素揚げ」(550円)、「アジフライ」(1枚400円)、「うずら串揚げ」(450円)など一品メニューもそろえる。

 アルコール類は、クラフトビール「うちゅうビール」のほか、生ビール、キンミヤ焼酎8種類、ハイボール、ワインなどを用意する。

 オープンからこれまでについて、斉藤さんは「気が付けば3周年という感じ。あっという間だった。試行錯誤を繰り返しながらだが、開業時から思い描いていたイメージの店に少しずつ近づいてきたと思う。20~40代を中心に多く来店してもらっている。地元の人をはじめ、フラッと来店した市外の人もリピートしてくれている。多くのお客さまに受け入れてもらえておりうれしい」と感謝する。

 斉藤さんは「隠れ家のようなこの店をたくさんの人に見付けてもらい、長く続けていけたら。2年以内には2号店の出店もできたらと考えている。これからもお客さまの声を大事にしていきながら、4年目も頑張っていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時~14時、17時~22時(日曜は11時~21時)。月曜定休。ランチは火曜定休。

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