地元クリエイターを発掘・支援するイベント「Rethink Creator Project(リシンク クリエーター プロジェクト)」が6月30日、新山口の産業交流スペース「Megriba(メグリバ)」(山口市小郡令和1)で開かれた。
「クリエイターの地産地消」をコンセプトに、「地元を誰かに任せない」とキャッチコピーに掲げる同プロジェクト。主催は、全国のクリエイターの育成や仕事のマッチングを手掛けるクリエイターズマッチ(東京都渋谷区)で、日本たばこ産業(JT)とのコラボで実施する。
4年目となる今年は、6月2日の徳島会場を皮切りに全国17地域で実施。山口会場での実施は、山口県と山口市が後援した。
当日は、ハイブリット形式でイベントを実施し、リアルで17人、オンライン配信で35人が参加。講師には山口市のクリエイター・大草快貴さんと鳥取県米子市の亀井智子さんが登壇した。「視点を変えて考える」方法などを学んだ後、山口市の「ちょうちん祭り」と長門市内の漁港の写真にキャッチコピーを付け、アフターコロナを見据えた地元の魅力を再発見するポスターに仕上げた。
大草さんは「いつも当たり前だと思っていることも、他の誰かからすると違う価値になる。固定観念に縛られずに考えて見てみることがリシンク。視点を変えて見ると、誰かに届けることができる」と話す。
クリエイターズマッチの呉社長は「クリエイターの育成には15年前から取り組んでいるが、やはり地元の魅力は地元の人が一番よく知っている。魅力を発信できる人を地元に増やすことで、各地を『行きたくなる場所』にすることがミッション。山口でも輪を広げていければ」と話す。