宇部の豆腐店「豆汰豆蔵(まめたまめぞう)」(宇部市吉見持世寺、TEL 0836-62-1102)が6月26日、1年2カ月ぶりに営業を再開した。
新型コロナの影響で昨年4月から営業を休止していた同店。営業再開にあたって同店を引き継いで新オーナーになった秋山尚登さんは「私自身がお店の再開を待っていたファンの一人。こだわりの豆腐とお店の風情をなくしてはいけないと思い、店を引き継ぐことを決めた」と話す。
国産大豆と霜降山の鉱水で作る豆腐が人気の同店。豆腐は昔ながらの石臼びきにこだわり、なめらかな食感と大豆の香りや甘さを楽しめる。
店頭には、朝4時から店内で作る「おぼろ豆腐」(320円)や「もめん豆腐」(270円)、出来立ての「厚揚げ」(1枚160円)など約10種類が並ぶほか、「豆乳ソフトクリーム」(350円)も提供する。
営業再開後の週末には、1日300人以上が来店したという。古谷博昭店長は「長い間お待たせしてしまった。再開時には長い行列ができ、お客さまの熱い気持ちを感じた。豆腐作りへの職人のこだわりは、私も驚くほど。16年続いている味を守り、若い世代にも来てもらえる店作りをしたい。今後もより一層、おいしい豆腐を届けていきたい」と話す。
営業時間は10時~17時。水曜日、第1火曜日定休。