宇部・西岐波の「松月堂製パン」(宇部市今村北4)が10月1日、宇部の「宇部蒲鉾」(川上)と「大黒屋」(西岐波)とコラボした商品「宇部ちくわサラダパン」を発売した。
松月堂製パンの井上守社長は「11月に宇部市制施行100周年を迎えるあたって記念する商品を作りたい」と、今春から「宇部蒲鉾」と話を進めてきた。ちくわの中に入れる食材を何にするか試行錯誤を繰り返し、漬物を製造・販売している大黒屋の「寒漬」に行き着き、同商品が完成した。
松月堂製パンは1934(昭和9)年創業、宇部蒲鉾は1944(昭和19)年創業、大黒屋は1912(大正元)年創業と3社ともに地元の老舗企業で、約4カ月の開発期間を経て同コラボ商品が実現。宇部市制施行100周年記念品にも登録されている。
同商品は、宇部蒲鉾で人気のちくわ商品「魚ちく」と、山口県南西部の伝統的な大根の漬物で大黒屋の主力商品である「寒漬」を松月堂製パンが製造したパンで包む。パン生地には県産小麦「せときらら」を100%使い、マヨネーズをしぼり焼き上げたという。
松月堂製パン社長室マーケティングディレクターの井上聖子さんは「パンのふんわり感、プリプリとしたちくわの弾力、砂糖としょうゆの甘じょっぱい味のコリコリした漬物と三位一体になり、それぞれの食感や味わいがうまくマッチングしている。酒のつまみにも最適なので一緒に楽しんでほしい」と話す。
井上社長は「伝統的な寒漬を知らない世代も増えてきたように感じる。コラボパンをきっかけに3社のそれぞれの良さを多くの人に知ってもらいたい」と話す。
「宇部のおいしい食材にこだわったパン。願わくば宇部市民の方全員に食べていただきたいくらいの気持ち。宇部市のソウルフードとなることを目標に、さまざまな県の方にも味わってもらえれば。今後も山口の地元素材とコラボし、ご当地パンのような『山口味巡りパン』を開発していきたい」とも。
価格は1個140円。山口県内のスーパーや小売店のほか、広島、福岡、島根の各県でも販売する。