野外での体験型イベント「ゆめ花マルシェ2021」が10月9日・10日、山口きらら博記念公園(山口市阿知須)で開かれる。
2018(平成30)年に開催された「山口ゆめ花博」を継承するイベントで、主催は花博に携わった山口県内の民間団体でつくる「山口きらら博記念公園活性化協議会」。花博のにぎわいを再現し、広大な同公園を幅広く活用することで公園の役割の再認識や利用促進を目的に行う。
同協議会事務局の木村信宏事務局長は「コロナ禍だからこそ、公園のあり方や可能性を改めて考えることができた。外出を控えることでは健康面への二次被害も指摘されており、健康な心と体をつくるのが大切。太陽の光を浴びながらリアルな自然と触れ合うイベントが普段から公園に足を運んでもらうきっかけにつながれば」と話す。
当日は、「花」「アクティビティ」「トータルヘルスケア」をテーマにコンテンツを展開する。
「花コンテンツ」は、県産の色とりどりの花の苗や切り花を展示・販売する「フラワーマーケット」や、インスタ映えするという「フラワーフォトスポット」、花のアレンジメント・寄せ植え体験などを実施。目玉は、約200平方メートルの馬てい形花壇「ゆめ花大花壇」で、3回目の今回は葉ボタンのほか、色とりどりのパンジーやビオラなど8600株の花苗を植えている。花は来年4月ごろまで楽しめるという。
「アクティビティコンテンツ」では、スラックライン体験、屋外で楽しむアウトドアヨガ体験(要事前予約)、「BMX&スケードボードshow」などを実施。「トータルヘルスケアコンテンツ」では、献血や体組成測定を行う「ゆめ花ヘルスケア」を実施する。
音楽ライブや大道芸パフォーマンスも会場を盛り上げるほか、木工体験や鮎のつかみどりなどの体験コーナー、山口紙芝居の会などによる紙芝居コーナーなど幅広い世代が楽しめるプログラムを用意する。
木村さんは「感染対策の協力をお願いし、新しい日常のルールを守りながら楽しくリフレッシュしてもらいたい。花の存在のように日々の生活に彩りを与え、心が潤うイベントでゆるやかな時間を過ごしてほしい」と話す。
開催時間は10時~16時。一部プログラムは有料。荒天の場合は中止または内容を変更する。
山口県外からの来場は自粛を呼び掛けている。