宇部のアパレル店「SELECT SHOP DOLL(ドール)」が10月14日、宇部市神原に移転した。
12月に13周年を迎える同店。今年8月末までレストラン「インクスポット」内で営業してきたが、同店の閉店に伴って移転。店主の野原万癒子さんは宇部市出身で、福岡のアパレル店で経験を積んだ後にUターンして開業。野原さんが直接海外買い付けする商品をメインに提供してきた。
野原さんは「両親が営んでいたインクスポットの一画で創業し、今回が2度目の移転。ここ2年はコロナ禍で海外に買い付けに行けず、国内メーカーの服にシフトするなど変化が大きかった。今後は国内外からの仕入れを半々にしてより幅広いコーディネートの提案ができれば」と話す。
移転後の場所は、企業や店舗などが軒を連ねる建物の一画で店舗面積は8坪。店内は木目調を基調に落ち着いた雰囲気に仕上げた。
「個性的なデザイン」と「流行を追い過ぎない」ことをコンセプトに、トップスやアウター、ワンピース、カバンなど常時約150点をそろえる。
野原さんは「自分が好きなものをそろえることにこだわってきたが、それを好きだと言ってもらえる瞬間に喜びと自信をもらっている。これからも、ゆっくりと10年、15年と続く店にしていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~16時。日曜定休。