ストリートフェスティバル「TOKIWAIKOT（ときわいこっと。）」が11月13日（夜の部）・14日（昼の部）、宇部の常盤通りで行われる。

キッチンカーが提供する「チキンオーバーライス」

　宇部市が取り組む「ウォーカブルなまちづくり」の一環。魅力的で回遊性のある街並みづくり、中心市街地のにぎわい創出を図り、「居心地がよく歩きたくなる」まちなか形成を目指す。

　主催は、地元飲食店や山口大学などが参画する「まちなかイベント実行委員会」。まちづくりの研究・調査の社会実験として山口大学も運営に参加し、学生らが中心となって同イベントを企画した。

　イベント期間中、宇部市役所前交差点から旧山口井筒屋宇部店前までの約150メートル間の副道までを封鎖する。パレットベンチやテーブルなどを設置してイートインスペースを設け、地元のレストランや居酒屋、カレー店、生花店、ハンドメード作家の店、キッチンカーなど約25店が出店する。

　14日は、新天町アーケード内で「まちなかパンマルシェ」を行い、常盤通りと新天町の周遊促進を図る。地元パン店のほか、山口市、美祢市、下関市から11店が出店して各店自慢のパンを販売する。

　実行委員会スタッフは「国が推進するウォーカブル化で車中心の道路から人中心の空間への転換を目指し、地元の人に歩いて楽しい空間を体感して、ドラマのワンシーンにあるような空間が自分の町でもできることを知ってもらいたい」と話す。

　「10年後、20年後につながる未来の可能性を自分たちでつくっていけたら。普段イベントに出店しない飲食店なども出店するので、ゆったりとしたひと時を過ごしてもらいたい」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は、13日＝15時～21時、14日＝10時～15時。