宇部市内初となる「フットゴルフ」コースが昨年12月1日、「アイランドゴルフガーデン宇部」(宇部市大字小野、TEL 0836-64-2131)にオープンした。
サッカーとゴルフを融合させた「フットゴルフ」は、サッカーボールを蹴ってバケツ大のカップ(=穴)に入れるまでの打数を競うスポーツ。ルールはゴルフとほぼ同じで、近年は競技人口が拡大しているという。
同ゴルフ場は、アウトコース内にフットゴルフ用の18ホールを併設。ゴルフプレー終了後のコースを活用し、新しい顧客層の開拓を狙う。
コース開設について、副支配人の守生寛さんは「ゴルフ場は敷居が高いと思われがち。誰でも気軽に来場できる新しいコンテンツが必要と考えてフットゴルフを導入した。フットゴルフ用のカップや表示板などはスタッフ総出で手作りし、構想から2カ月でオープンにこぎ着けた」と話す。
コースレイアウトを手掛けた2019年フットゴルフアジアカップのチャンピオン・安村翼さん(防府市在住)は「サッカー・ゴルフ経験者だけでなく、スポーツ初心者や子ども、女性も気軽に楽しめるように工夫した。コースごとに異なる難易度が楽しめる。広々とした自然の中で、思い切りボールを蹴る爽快感を味わってほしい」と話す。
九州・中国地方のフットゴルフ常設コースは同所を含む山口県内の2カ所のみ。守生副支配人は「プレーする場所がなくて困っていると開設を待ち望んでいる人も多い。コロナ禍でも安全で楽しみやすいスポーツなので、気軽に来てもらえれば」と集客に期待を寄せる。
利用時間は14時~17時30分(11月~3月)。プレー料金は、平日=4,500円(18ホール)・4,000円(9ホール)、土曜・日曜・祝日=6,000円(18ホール)、5,000円(9ホール)。18歳未満にはジュニア料金(未就学児は無料)を設ける。