萩城下町のプリン専門店「萩ぷりん亭」(萩市呉服町)が2月22日、オープン1周年を迎えた。
萩市の老舗かまぼこ店「村田蒲鉾(かまぼこ)店」を母体とする「むらた製菓」(椿東)が開いた同店。市内初のプリン専門店として大きな話題を呼び、2021年5月には2号店を道の駅「萩しーまーと」(椿東)内にオープンしたほか、12月からはオンライン販売も開始。同8月には姉妹店となるクラフトビール専門店「萩城下町ビールMURATA(ムラタ)」もオープンし、新型コロナ禍でも活発な展開が続いている。
伊藤槙也店長は「コロナ禍でのオープンは『賭け』だったが予想以上の反響に驚いている。オンライン販売も好調で、コロナ禍でもできることをした分の成果があると実感している。テークアウトでもイートインでも回転率が良く、バレンタインデーやハロウィーンなど季節のイベントにも合わせやすいのがプリンの強み。店内に『インスタスポット』を設置するなど、広報や『映え』にも注力している」と1年を振り返る。
保存料、着色料、香料など無添加で製造するプリンは、天然バニラビーンズや生クリームをふんだんに使い、滑らかな食感と濃厚な香りが特徴。スタンダードな「なめらか」(390円)をはじめ、ラムネ風味のジュレで萩の菊ヶ浜をイメージした「渚ぷりん」(430円)、萩産夏ミカンの果肉を使った「萩夏みかん」(450円)など、見た目も華やかなプリンが人気を博し、市外からも多くの来店があるという。
2月26日、27日には「ぷりんパフェ」や「ぶりんソフト」が100円引きになるなど1周年記念イベントを開催するほか、3月14日のホワイトデーまで限定セットの販売も行う。
伊藤店長は「今後は『硬め』のレトロプリンもイートインで販売予定で、旬の果物やニーズに応じたメニューを考案していきたい。店名に『ぷりん』を掲げているので、これからもプライドを持って良いものを提供できれば」と話す。
営業時間は9時~17時。