うなぎ料理やそばをメインに提供する和食店「源内(げんない) 宇部店」(宇部市妻崎開作、TEL 0836-44-3300)が3月30日、宇部にオープンした。
同所で約30年間営業していた「さざん亭 宇部店」がリニューアルして店名を変更した。山口県東部を中心に「さざん亭」 「のん太鮨」や海鮮料理店「八丁櫓(はっちょうろ)」などを展開する「フジマ」(柳井市)が運営する。
同社は昨年11月、若年層の来店などの客層拡大を目的に「源内 下松店」(下松市末武中)をオープン。同店が「源内」の2号店となる。同社レストラン部の有吉好人部長は「さざん亭はこれまで40~60代の方が中心層だったが、20代などの若いお客さまが増え、そばが好きな人が多いことに驚いた。幅広い客層にさまざまなシーンで利用してもらえる店として周知を広めていきたい」と話す。
店舗面積は約78坪。カウンター席、テーブル席、のれんで仕切られた座敷席の全92席を備え、肉質や味にこだわり自家製タレを使用するという「国産うなぎ」、「十割そば」、瀬戸内海の新鮮な魚や季節の野菜を使った「天ぷら」の3本柱を看板メニューに据える。
うなぎメニューは、国産のウナギを独自製法で作ったタレで焼き上げた「うな重」(2,600円~)、「鰻(うなぎ)ひつまぶし」(3,800円)などを用意する。
そばは、全国各地のそば処から取り寄せた玄そば(=殻つきのそばの実)を製麺した「十割そば」を提供する。「盛りそば」(780円)、「むつみ豚つけ汁そば」「和牛ごぼう天そば」(以上1,320円)、「鮪(まぐろ)ネバネバ蕎麦(そば)」(1,380円)などを用意。天ぷらは、「舞茸(まいたけ)天ぷら」(580円)、「長州とり天」(680円)、「海鮮天ぷら」(950円)などをそろえる。
「上天丼」(1,250円)、「源内かつ丼」(950円)、「本まぐろ月見とろろ丼」(1,280円)などの丼メニューや、「瀬付きあじの一夜干し」(580円)、「鶏の唐揚げ」(480円)などの一品料理も用意。アルコール類は、地酒、生ビール、焼酎、ハイボールなどをそろえる。ウナギと丼のほか、そば茶「だったん麦蕎茶」、おはぎがテイクアウトできる。
河越武男店長は「心に残る料理や時間を提供したい。お客様に満足して帰っていただき、また来たいと思ってもらえるように良い料理とサービスを心がけていきたい」と話す。
営業時間は、11時~15時30分、16時30分~21時30分。木曜定休。