宇部で造園や植栽を手がける「岡本常盤園」(宇部市野中1、TEL 0836-21-6343)が4月、創業90周年を迎えた。
1932(昭和7)年に創業。初代の岡本清一さんは職人として個人宅をメインに事業を進め、2代目の岡本忠男さんから個人宅だけでなく、公共事業も引き受けるようになったという。
現在の篠原洋二社長は3代目で、息子の達也さんと共に宇部ときわ公園の旧「熱帯植物園」や「世界を旅する植物館」中庭の施工・整備、山口宇部空港入口、2018(平成30)年に開催された「山口ゆめ花博」内の「健康の庭」や花壇などの施工を手がけた。
現在は、公共事業のほか、個人宅の造園や外構・エクステリアの施工なども行う。
篠原社長は「90周年を迎え、いかにスムーズに世代交代して次につないでいくかを考えるようになった。新型コロナの影響もあって業界自体も昔ほどの勢いはなくなってきているが、息子の代ではネットの活用など時代の変化にどんどん対応していってもらいたい」と話す。
達也さんは「小さな頃から家業が身近で当たり前だったこともあり、90年も続いているということに驚いている。次の100周年に向けてやりたいことは沢山ある。従業員にとっては働きやすく、お客さまにとっては気軽に遊びに来れるような、人がたくさん集まる会社にしていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は9時~18時。土曜・日曜・祝日定休。