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宇部にたこ焼き店「キング」 閉店した「なにわ屋」の元店主が味を再現

「できたてのおいしさを提供したい」と中野さん(左)と小山さん

「できたてのおいしさを提供したい」と中野さん(左)と小山さん

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 たこ焼き店「たこ焼きKING(キング)」(TEL 0836-39-9098)が5月3日、宇部市中央町にオープンした。

熱々を提供する「葱たこ焼き」

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 店内にカウンター8席と座敷席1卓を備える同店。昼と夜の二部制で営業し、テークアウトにも対応。注文が入ってから焼き上げ、出来たてを提供する。

 宇部市内で飲食店や建設業を営む中野和城さんが出店。中野さんと共に店を運営するのは、2013(平成25)年に惜しまれながら閉店した則貞のたこ焼き店「なにわ屋」の元店主・小山賢一さん。小山さんが当時のレシピと味わいを「限りなく再現して」提供する。

 小山さんは「まさか、たこ焼きをまた焼くことになるとは思わなかった。プレオープン期間中も、話を聞きつけた昔のお客さんが来てくれ、『あの味だ』と言ってもらえて本当にうれしい」と笑顔を見せる。

 焼き台は、小山さんが「なにわ屋」で愛用していたものを使う。「材料は以前と同じものでというわけにはいかなかったが、生地の硬さや分量などは体が覚えていた」と話す。

 たこ焼きは、ボリューム感と「外はカリッと中はふんわり」とした食感が売り。メニューは、定番の「ソースマヨ」や「葱(ねぎ)たこ焼き」のほか、「塩たこ焼き」「明太子(めんたいこ)たこ焼き」「激辛KINGひ~ひ~」(以上10個入り、550円)など7種類を提供する。

 ドリンク類は、生ビールやハイボール(以上500円)などほか、カクテル(700円)、ソフトドリンク(350円)を用意する。

 中野さんは「たこ焼きは、多くの人に親しんでもらえると思って出店した。小山さんとは30年来の親交があり、僕自身が『なにわ屋』の大ファンだったことから声をかけた。昼は僕1人で、夜はバースタイルで2人で、それぞれ接客しながら楽しく営業していきたい」と話す。

 営業時間は、11時~18時、20時~翌3時。

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