ジビエ肉の直売所「5Bazaar(ファイブバザール)」が5月から、美祢市美東町の「きららオーガニック」跡地で稼働開始した。
美東町真名地区の地域団体「マナガタBase」が運営する。「5Bazaar」の名前の由来は、建物の屋根が5つあることから。海外の活気があるマーケットをイメージして「バザール」という名前にしたという。
村田誠也代表は「メンバーの中に猟師をしている人がたくさんいることや、ジビエ肉を広めていきたいという思いからみんなでやってみようという話になった。ここは美祢から山口市に向かうメイン通りなので車の往来も多く、きららオーガニックの跡地ということで場所も分かりやすい。ここを拠点にジビエ肉のファンを増やしていきたい」と話す。
取り扱う商品は、イノシシやシカの食肉、ペット用に加工したジャーキーなどで、敷地内に自動販売機を設置して営業日以外にも購入できるようにする。ペットフードに関しては今後、美祢市の公設塾「mineto」の中学生と共同で商品開発やマーケティングをしてコラボ商品の開発にも力を入れていくという。
営業日は土曜・日曜のみ。村田代表は「直売所のオープン日にはキッチンカーにも来てもらい、その場でジビエ料理を食べてもらえるようにと考えている。美祢市への移住を考えている人や猟に興味のある人向けにジビエ猟を体験できるツアーも企画している。ここをきっかけにジビエに興味を持ってもらうことはもちろん、美祢への移住や定住のきっかけにもなれば」と笑顔を見せる
そのほか、敷地内にジビエ肉の加工場「きらら倶楽部」も併設予定。きらら倶楽部の田中仁代表を中心に6人のメンバーで加工や製造を行う。
営業時間は10時~15時。雨天休業。