炭火イタリアンの店「grigio（グリージョ）」（山口市湯田温泉2、TEL 083-976-4322）が7月19日、山口・湯田温泉にオープンした。

看板メニューの「特選！！牛サガリの炭火焼き」

　オーナーシェフの清水雄大さんは、調理専門学校を卒業後に山口と福岡でイタリアン、フレンチ、和食などさまざまな飲食店で料理と経営を学び、いつか自分の店を持ちたいという夢を実現した。

　清水さんは「湯田温泉に戻ってきた時、新型コロナの影響もあって自分が働いていたときのにぎやかさがなくなり寂しかった。湯田温泉を盛り上げたいという思いも強く、この地での出店を決めた」と話す。

　店舗面積は14坪。店名の「グリージョ」はイタリア語で「灰色」の意味で、店内をグレーを基調に仕上げ、カウンター席6席、テーブル席15席を設ける。屋号は、清水さんが好きなワインの銘柄「ピノ・グリージョ」と好きな色、炭火を使った料理を提供することから「グリージョ」と名付けた。

　看板メニューは、炭火でじっくり焼き上げるという「特選！！牛サガリ」（1,639円）。「骨付きラムチョップ」（539円）、「イベリコ豚肩ロース」（1,089円）、「山口県産！！鹿もも肉」（1,749円）なども手作りソースを使って提供する。

　「明太子（めんたいこ）としらすのアヒージョ」（649円）、「厚切りソーセージとオクラの塩ピザ」（979円）、「ウニの超レアローストビーフ巻き」（869円）、「マッシュルームと自家製ゴロゴロミートソースパスタ」など、ワインに合う料理も提供する。

　ドリンクは約80種類をそろえる。国産ワインも飲んでほしいとの思いから、日本各地からワインを取り寄せるほか、イタリアからたるで直輸入する「樽（たる）生スパークリング・ワイン」（600円）や日替わりの白ワインと赤ワイン、約20種類のボトルワイン、ビール、日本酒、カクテルなども用意する。客単価は3,500円前後。

　料理を提供する皿は30種類ほど用意。料理との組み合わせによって使う皿を変えることで、来店するたびに楽しめるように工夫するという。

　清水さんは「オープンにお祝いが届いたり、知り合いが来店してくれたりと、周囲からの愛情や援助を実感することが多い。ふらっとワインを飲みに立ち寄れる場所にしてもらえれば。『grigio』という店名をすんなり読んでもらえるくらいの人気店にしたい」と意気込む。

　営業時間は17時30分～24時。