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宇部の中国料理店「エクスプローア」が3周年 故郷・天津の家庭料理提供

「体に優しい料理で笑顔になってもらえたら」と清田さん

「体に優しい料理で笑顔になってもらえたら」と清田さん

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 宇部・厚南の中国家庭料理を提供する「explore(エクスプローア)」(宇部市中野開作)が12月17日で3周年を迎えた。

チャーシューや野菜入りの「ルーローハン」

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 約20年前に留学生として来日した中国・天津出身の清田ちゅんさんが2019年に開いた同店。清田さんは「私が子どもの頃に食べていた母の味を再現している」と、故郷で親しんだ本場の家庭料理を提供する。ランチタイムに営業し、全品テイクアウトにも対応。

 これまでを振り返り、清田さんは「オープン直後にコロナ禍が広がったため、テイクアウトにも対応できるよう急ピッチで準備し、チルドや冷凍商品、弁当を用意するなど力を入れてきた。困難もたくさんあったが、気持ちやメニュー考案の面でも成長することができた。お客さまをはじめ、地域の人や業界の先輩などさまざまな形で支えてもらって3周年を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱい」と話す。

 看板メニューの「肉まん」(200円)や「あんまん」(120円)、「焼きギョーザ」「水餃子(ギョーザ)」(以上400円)、焼き小籠包「生煎饅頭(せいせんまんじゅう)」(4個400円~)、「ジャージャン麺」(500円)など、毎朝小麦粉から当日分の皮や麺を一つ一つ手作りしている。

 現在は、新メニュー「魯肉飯(ルーローハン)」(600円)や日替わりの「お粥」(400円)などのほか、セットメニューや季節限定商品も用意する。

 ドリンクは「青島(チンタオ)ビール」(380円)、「ジャスミン緑茶」「キンモクセイ烏龍茶」などのお茶、コーヒー(以上200円)などをそろえる。

 清田さんは「オープン当初から変わらず一から手作りし、それぞれの料理に野菜をたくさん入れるなどして『体に優しく栄養のある料理』をモットーにしている。中国では朝ごはんで食べるお粥は、体を温めながら栄養をとることができる。当店がきっかけとなり健康への意識を持ってもらえたら」と話す。

 「小さな店ということもあり、お子さまから年配の方までのんびりとアットホームな雰囲気で過ごしてもらっている。来年には夕方以降のテイクアウトも始めたい。私も子育て中なので、忙しいママやパパのお手伝いができれば。私の作る食事でおいしいと喜んでくれることがエネルギー源。これからも明るく笑顔を絶やさずに、心がホッと落ち着く料理を提供できれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~14時。土曜定休。

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