「山口ダイビングスクール」（山口市下市町、TEL 080-6932-4710）が1月7日、JR湯田温泉駅近くにオープンした。

ダイビングの様子

　周南出身でインストラクター歴25年の廣政昭さんと、インストラクター歴10年以上の妻・美和さんが夫婦で独立開業。同所のペットショップ「サンポヤ」のコンテナハウスを借りて営業する。

　山口県内の海や宮古島、屋久島、パラオなどの海を潜ってきたという廣さん。これまで2500人以上のダイバーを育成し、海洋環境の保全活動にも尽力してきた。

　廣さんは「自分たちが海に関わってきた経験を形にし、海を通じてたくさんのことを伝え、海と人をつなぎたい。海の楽しさ、恐ろしさも知ってもらい、自分や大切な人、自然を守ることでさらに海を楽しめるようになる。これまでやってきた水中の漂着ごみの清掃活動なども、より積極的に取り組んでいきたい」と話す。

　同店では、スキューバダイビングを中心に海を楽しむメニューを提供する。ダイビングを試してみたい人向けの「海のダイビング体験教室」（1ダイブ＝1万1,000円）を長門・青海島で行うほか、ダイビングライセンスが取得できる入門コースを少人数制で提供する。入門コースの料金は1万5,000円（1月末までの料金）。取得条件は10歳以上の健康体の人。

　ライセンス取得後も、さまざまな場所へ一緒に出かける「ファンダイブ」のほか、「苦手克服ダイビング」「不安解消ダイビング」「のんびりゆったりダイビング」の4つのコースを用意してダイバーをサポートする。コース料金はビジター料金で、1ダイブ7,700円～。

　このほか、「海と人をつなぐ」活動として、ライセンスがなくても参加できるイベントも定期的に開き、海岸清掃、釣り、キャンプ、SUP、カヤックなど海に関するアクティビティーを行う。イベント参加は「ツナグメンバー」限定で、入会金と月額費用が必要。

　美和さんは月1回、市内の小学校で海に関する本の読み聞かせを10年以上行っている。「水中に広がる感動的な景色を楽しめるだけでなく、さまざまな生き物、仲間など海を通じてたくさんの出会いが世界中であるのがダイビング。イベントの活動では、清掃活動だけでなく、地元の飲食店や民宿を利用するなど地域活性化にも貢献したい。海と関わる人を増やし、海と人、人と人をつなぐ手伝いができたら」と笑顔を見せる。

　受付時間は12時～19時。月曜・火曜定休。