防府天満宮にほど近い場所で2月18日、「第2回立市ひな散歩」が始まった。主催は商店街の事業者などでつくる「うめてらすネットワーク実行委員会」。
街の活性化のために何かできないかと昨年始まった同イベント。まちの駅「うめてらす」から立市商店街までの約50カ所に、それぞれの家庭で大切に受け継がれてきたひな人形を店先などに展示。今回は「自分の家で保管されているひな人形も飾ってほしい」と持ち込まれたものもあり、空き店舗を活用したサブ会場も設ける。
同実行委員会のメンバーで、着物リメークやアンティーク雑貨の販売を行う「一会(いちえ)」(上天神町)の田中ヨシ子さんは「昨年は地元の園児も訪れ、小さな子どもから楽しんでもらえることを実感した。防府天満宮の梅まつりと併せてにぎやかになることを期待している」と話す。
期間中、防府市の観光マスコットキャラクター「ぶっちー」を探すとお菓子がもらえるイベントや、市内外の作家が展示販売を行うハンドメード市も実施。約2000人の来場を見込む。
田中さんは「子どもからお年寄りまで、家族みんなで参加できるイベントなので、家族そろって散歩がてら出かけてほしい。防府市内はほかにも見どころやおいしいものがたくさんあるので、ひな人形を鑑賞して防府の良いところを探しに出かけてほしい」と呼びかける。
岡山県から旅行で訪れていた夫婦は「昨日通りがかり気になったので再訪した。散策しながらさまざまな表情のひな人形を見て楽しめた」と笑顔を見せていた。
3月5日まで。