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山口で野外イベント「アーツ&クラフツ」 クラフト作家150人超集い開催へ

昨年の様子(写真提供=山口アーツ&クラフツ実行委員会)

昨年の様子(写真提供=山口アーツ&クラフツ実行委員会)

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 野外クラフトイベント「第16回 山口アーツ&クラフツ」が4月15日・16日の2日間、維新百年記念公園(山口市維新公園4)で開かれる。

出展作品の一つ

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 2006(平成18)年から続く同イベント。県内のほか、西日本を中心とする全国各地からさまざまな分野のクラフト作家158人が集い、陶芸や木工、ガラス、皮革、アクセサリー、染織などの作品を展示・販売する。

 今回は、会場を5つのエリアに分けて行う。高低差を生かした展示をする「Aブロック(桜園)」、小川沿いのウッドデッキの小径「Bブロック(せせらぎ護岸)」、梅の木が点在する「Cブロック(梅園)」、広々とした芝生の「Dブロック(芝生の丘)」、石畳エリア「Eブロック(三段池)」というロケーションを生かして行う。

 実行委員長を務めるクラフトギャラリー「nagomi style(なごみスタイル)」(山口市大内御堀)の伊藤美穂さんは「歴史と文化、緑に囲まれた豊かな生活環境の山口市は、芸術やものづくりに関心がある人が多いと感じる。ハンドメードイベントは多くあるが、クラフトイベントはまだ少なく、コロナ禍で3年ぶりに行った昨年も開催を待ち望んでいたという声が多くあった」と話す。

 期間中、Eブロックエリアで「かんなで削ってマイ箸づくり」「myサボテン鉢植え作り」「天然木と金属のミニロボ組立」のほか、山口大学教育学部美術教育学生による「貝殻ストラップを作ろうかい!」など、出展者によるワークショップも行う。「大人がじっくりと向き合うものから、子どもでも手軽に楽しめるものまである」(伊藤さん)。参加は先着順で当日に申し込む。受講料必要。材料がなくなり次第終了。

 Eブロックの県道側と野外音楽堂側には「飲食ブース」を設ける。飲食店やキッチンカー計21店が出店し、瓦そばやカレー、うどん、ピザ、クレープ、ジェラート、焼き菓子、パン、コーヒーなどを販売する。

 伊藤さんは「実際にイベントに訪れた方がものづくりに興味を持ち、『見る』側から『作る』側に変わった方もいるなど、作家を目指すきっかけの場にもなっている。使い手が作り手と直接話ができるのも来場者が楽しみにしていることの一つ。ものづくりの醍醐味(だいごみ)や楽しさを深く知ってもらい、山口にクラフトアートを根付かせていけたら。ゆったりとクラフトの森の散策を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は、15日=10時~17時、16日=10時~16時。雨天決行。

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