スイーツを無人で販売する「いつでもスイーツ山口中央店」（山口市平井）が4月1日、山口にオープンした。

SNSで話題という「ショートケーキ缶」

　運営は、全国に美容サロンを展開する「Crea la Luce（クレアラルーチェ）九州」。「おいしいスイーツを手軽に！」をコンセプトに、約100種類のスイーツを24時間365日無人で販売する。同店は、愛媛県松山市に次ぐ2店舗目。今月には福岡県内に2店出店し、今後出店を増やしていくという。

　同社担当の藤田さんは「曜日や時間を問わず、非接触型で安心していつでもスイーツが購入できる無人販売スタイル。インスタ映えする流行りのものや、お取り寄せスイーツなどをそろえ、『こんな時間だけど、あのスイーツが食べたい』という夢を叶えることができる」と話す。

　購入は、ショーケースから商品を選び、iPadで商品を選択して料金箱に代金を入れるか、PayPay（ペイペイ）などのキャッシュレス決済で支払う。店内の一角には「フォトスペース」を常設し、ネオンライトの装飾や、小物などのアイテムを配置。購入者はスイーツを持って自由に撮影できる。防犯対策として店内に監視カメラを設置する。

　商品の主なラインナップは、「patisserie OKASHI GAKU」（北海道）の「ショートケーキ缶」（1,100円）や、生クリームと旬の果物のコンフィチュールを合わせた「ふわ缶」（1,000円）のほか、キューブ型の「キューブスイーツ」（700円）、ソースやフルーツなどをトッピングした「コールド・ストーン パフェ アイスクリーム」（500円）、マロンやミルクティーなどの「カヌレマニア」（400円）など。

　今月1日と2日には、オープニングイベントを実施した。藤田さんは「2日間で500人を超える来店があり、大盛況だった。山口大学から近いこともあり、学生も多く利用してくれている様子」と話す。

　「小売店にはない商品をそろえているので、自分へのご褒美はもちろん、手土産にも使ってもらい、見て楽しい、食べて美味しいを楽しんでもらえれば。期間限定スイーツや新商品の入荷など、いつ来ても楽しんでもらえるように努力していきたい。コンビニのように、生活の一部として身近な存在になれたら」とも。