夏至の日に合わせた音楽イベント「音楽の祭日」が6月10日、渡辺翁記念会館(宇部市朝日町)で開かれる。
同イベントは、夏至に合わせて行うフランス発祥の市民音楽イベントで、宇部では2014(平成26)年に中国地方初開催。2020年と2021年はコロナ禍で中止したが、昨年は制限を設けながら実施した。
主催する宇部市文化創造財団の末永朋之さんは「昨年は2日間の開催で150人以上の来場があった。例年幅広い世代の方が参加され、地元で活動している方を知ってもらう機会や、気軽に音楽を楽しんでもらう場になっている」と話す。
当日は、「音楽は全ての人のもの」という精神の下、入場無料・全席自由で鑑賞でき、ジャンルやプロ・アマを問わず地元ミュージシャンが出演する。末永さんは「南蛮音頭など、宇部になじみのあるものからオリジナルまで、いろんなジャンルの音楽に触れることができるのが今年の楽しみどころ」と話す。
出演するのは、宇部で活動する「オカリナ夢スタジオ」(オカリナ合奏)、「アズ D∩S シスターズ」(歌・踊り・朗読)、「グリーンエコシンガーズ」(コーラス)、「劇団 若者座」(朗読)、「蓄音機で聴くSPレコードコンサート」(レコードコンサート)の5組。
末永さんは「来場者が一体感を持ち、楽しさを共有できるのがライブの醍醐味。家で聴く音と、生で聴く音との違いも感じてもらいたい。誰でも気軽に楽しめるので、多くの人に来場してもらい、今後もライブや当会館でのイベントに足を運んでもらえたら」と話す。
13時30分開場、14時開演。