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宇部初の「夜間対応型訪問介護」開始へ 「助さん」が夜の安心を提供

「助さん」の山宮社長

「助さん」の山宮社長

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 宇部で介護施設を運営する「助さん」(宇部市文京町、TEL 0836-43-7502)が6月1日、夜間対応型訪問介護サービス「よる助」の提供を始めた。

使用するケアコール端末

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 夜間対応型訪問介護とは、夜間に定期的な巡回や通報を受けて訪問介護するサービス。同社は、介護保険の要介護認定を受けた要介護状態区分1~5の認定者を対象に、宇部市と山陽小野田市で提供する。

 山宮愁社長は「夜間の訪問介護は宇部市内初。やってみないと分からないところもあるが、宿泊サービスで培ったノウハウを生かしつつ、他県での例などを参考にしながらしっかりとサポートしていきたい。夜間に見守りの車が走ることで、地域の治安にも貢献できれば」と話す。

 同社では、決まった時間にスタッフが巡回する「定期巡回サービス」、利用者の自宅に設置したケアコール端末を通じてオペレーターが対応する「オペレーションサービス」、体調の急変や転倒などの緊急時に通報を受けてスタッフが訪問する「随時訪問サービス」を用意する。

 山宮社長は「在宅介護でも、誰かの助けがあるだけで本人や家族の精神的・肉体的負担は減らせる。『自宅で過ごしたい・みてあげたい』という気持ちに寄り添い、家族目線でサポートしていきたい。ちょっとしたことでも24時間相談できる。利用しやすい料金でサービスを提供し、家族が悩むことなく安心して過ごしてもらえるようにしたい」と話す。

 同社は、事務所を恩田町から文京町に移転し、7月1日には創業7周年を迎える。山宮社長は「多くの方に支えられたおかげで、普通なら体験できないようなことができた7年間だった。今後も、自社だけでなくさまざまな機関と協力しながら地域のことを考え、細かいサポートをしていきたい」と話す。

 同サービスの基本営業時間は18時~翌8時。オペレーションサービスは24時間受け付ける。

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