宇部の「宇部市立原保育園」(妻崎開作)で6月27日、外付け日よけ「スタイルシェード」の贈呈式が行われた。
寄贈したのは「LIXIL 中国支社」(広島市安佐南区)で、2019年から実施する「窓からECOシェアプロジェクト」の一環。同社は、「一人ひとりのエコな選択が、子どもたちの室内熱中症予防につながる」のコンセプトの下、地球温暖化の緩和につながるエコ商品の売上金の一部から、全国の保育所・幼稚園などに「スタイルシェード」を寄付・設置している。山口県内では同園が初。
贈呈式には、同社の小川敦支社長、藤澤厚年営業課長のほか、同プロジェクト賛同事業者として「スタイルシェード」設置に協力した「維新トーヨー住器」(宇部市黒石北2)の武川智則社長、篠崎圭二宇部市長、同園の園児たち20人が出席した。
同園の徳田宏子園長は「これまではカーテンを閉めていたが、スタイルシェードのおかげでカーテンを開けて保育ができるようになりとても助かっている。カーテンを開けられるので、子どもたちが絡まったり転倒する危険や熱中症の心配もなくなった」と話す。
小川支社長は「本格的な効果を実感できるのは夏本番のこれからだと思うが、カーテンを開けて風を感じられるようになったと聞き、狙い通りでうれしいところ。エアコンに頼らずに昼寝ができるようになれば素晴らしい。そういった効果をこれから体験してもらえれば」と話す。
篠崎市長は「気温が高くなってきている中、子どもたちの体温管理は非常に大事。同社の厚意による寄贈を大変うれしく思う。今回のご縁を元に、今後もいろいろな取り組みができれば」と話す。