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宇部で「リアル謎解きゲーム」 地元高校生が企画、彫刻の魅力周知へ

イベントを企画した生徒たちと篠崎市長

イベントを企画した生徒たちと篠崎市長

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 親子向けのリアル謎解きゲームイベント「目覚めし彫刻たちの謎II 彫刻ヒーロー」が4月22日、宇部ときわ公園で始まる。

記者発表の様子

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 宇部市が設置した「うべ未来アドバイザー」として活動する「宇部商業高等学校商業研究部」が企画した同イベント。若い世代に向けて彫刻の魅力を周知し、宇部を盛り上げることを目的に行う。

 同部の部長・手島一閤さんは「彫刻をもっと目立たせ、広めていくには、若い世代に見てもらう必要があるが、ただ見てほしいと伝えるだけではなかなか見てもらえない。若い人たちに自然と見てもらえるようなアイデアとして、リアル謎解きゲームとの合体を考えた」と話す。

 ゲームのストーリーは、「ある人物の依頼で集まったヒーローたちが、彫刻を自らの能力とし、ときわ公園に封印されていた魔王の復活を阻止する」というもので、参加者は同園内に設置された彫刻をテーマにした問題冊子と彫刻マップをもとに園内を巡りながら答えを集め、「封印の呪文」の完成を目指す。

 参加推奨年齢は小学生以上で、謎解きクリア後、冊子に添付された応募用紙で応募すると、抽選で宇部市の名産品や「任天堂SwitchLite」「選べるゲームソフト」(1万円相当)などを進呈する。

 手島さんは「前回の反響をもとに、子ども用と大人用の2種類の問題や、大人向けの賞品を用意するなど、親子で楽しめるように工夫した。問題を解いた後に彫刻をしっかり見てもらい、今まで触れたことのない感性を味わってもらえれば」と話す。

 今月12日には、同部の生徒たちと篠崎圭二宇部市長が宇部市役所で記者発表を行った。篠崎市長は「若い人たちの感性やアイデアで企画が生まれたことをうれしく思う。若い世代がまちづくりに参加する象徴のひとつになるような企画で、前回よりさらにエンターテインメント性が高まっている。市民の皆さんに楽しんでもらえると期待している」と話す。

 同イベントの期間中、同園内のハワイアンカフェ「Leola(レオラ)」では、同校とのコラボメニュー「たっぷりフルーツのシリアルパンケーキ」(880円)を提供する。

 5月28日まで。問題配布、回答受付時間は9時~17時。火曜休園。

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