加工食品などを販売する「久世福商店」が7月26日、山陽小野田のSC・おのだサンパーク(山陽小野田市中川6)にオープンした。
「ザ・ジャパニーズ・グルメストア」をコンセプトに掲げる「久世福商店」は、食品を製造販売する「サンクゼール」(長野県飯綱町)が全国展開する食の専門店。全国148店舗目となる同店は山口県初出店で、フードサービス事業を手がける「イートスタイル」(宮崎県小林市)がフランチャイズで運営する。
サンクゼールの後藤祐次取締役は「地域のこだわりのものづくりと生産者の思いを伝え、地方に豊かさを創出したい。おのだサンパークは、幅広いエリアからの集客が見込まれる商業施設。生鮮食品がメインの大型食品スーパー付近に出店することで、当店の加工食品との食の買い回りを楽しんでもらえたら」と話す。
店舗面積は約43坪。見通しの良い店内に、調味料やだし、珍味、菓子、酒類など、全国各地の生産者と共同開発した商品や自社製造商品など700種類以上を並べる。
商品は、看板商品の「風味豊かな万能だし」(5包、583円)、ご飯のお供シリーズの「至福のひと時 大人のしゃけしゃけめんたい」(702円)のほか、「北海道産小豆のあんバター」(125グラム、495円)、「瀬戸内 鯛めし」(594円)、「いちごミルクの素」(799円~)など。好きな商品を詰め合わせたギフトラッピング(有料)も行う。
同社広報の早崎大貴さんは「山口県内に初出店したことで、これまで近隣の広島や福岡県内の店舗、公式オンラインショップを利用していたお客さまにも足を運んでもらえるようになった。地元のお客さまの期待に応えられるように、親しまれる店を目指していきたい」と話す。
同SCを運営する小野田商業開発営業部の福谷晋治副部長は「当SCは10月で創業40周年を迎えるが、この1年間で新規出店や改装を含む店舗リニューアルを行い、県内にここにしかない『山口オンリーワン店舗』が50店舗以上になる。さらなる魅力向上に努めていくので期待してもらえたら」と話す。
営業時間は10時~20時。