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山口・阿知須に「サンドイッチ喫茶 万福」 毎朝手作り、米粉食パン使用

店主の緒方健児(左)さんと川野千尋さん

店主の緒方健児(左)さんと川野千尋さん

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 手作りサンドイッチを提供する「サンドイッチ喫茶 万福」(山口市阿知須浜)が8月4日、山口・阿知須にオープンした。

同店が提供する「サンドイッチ」

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 地元出身の緒方健児さんと、山陽小野田市出身の川野千尋さんが開いた同店。緒方さんの友人であるケーキ店「Patisserie Fleur(パティスリー フルール)」(湯田温泉1)の店主・本永浩希さんの母が約30 年営んだ喫茶店「きっさ 茶々(ちゃちゃ)」を改装して出店した。

 これまで熊本県で電気工事業を営んでいたという緒方さん。「50歳を過ぎたらのんびりとカフェをやれたらいいなと考えていたことがあった。本永さんのお母さんが引退されるという話を聞き、あたたかい落ち着いた雰囲気を残しながら、エンターテイメント要素のあるこれまでになかったものを地元に作れたらと思い、出店を決めた」と話す。

 友人らと一緒に改装したという約6坪の店内に、テイクアウト用のサンドイッチを並べたショーケースを設置する。カウンター席5席とテラス席を備え、イートインにも対応。不定期で夜も営業する。

 調理は、これまで飲食業に携わってきた川野さんが主に担当する。川野さんは「毎朝手作りするサンドイッチは、米粉を使った食パンに具材を挟んで提供する。手作りでおいしいものを届けたい。数に限りがあるので、なるべく前日までに予約してもらえたら」と話す。

 ラインナップは、だし入りの厚焼き玉子を挟んだ「幸せたまごサンド」、ヘルシーで女性人気が高いという「ツナ×トマトサンド」(以上260円)、豚カツに甘めの自家製味噌(みそ)だれソースを合わせてキャベツを挟む「でしゃばり味噌カツサンド」(300円)の3種類のほか、月替わりや季節のサンドイッチを用意。「お結びセット」(事前予約制、600円)などの軽食メニューも提供する。

 ドリンクは、「急冷式ICEコーヒー」「メロンクリームソーダ」(以上500円)、自家製レモンシロップを使用したノンアルコールカクテル「ブルースカッシュ」(700円)、「カシスオレンジ」(600円)のほか、アルコールドリンク(500円)など約20種類を提供する。

 川野さんは「ノンアルコールを提供しているので、お酒が飲めない方も喫茶店のレトロな空間で昼飲み気分を楽しんでほしい。心地よく笑顔あふれる店にしていきたい。お腹も心も『万福』に満たしてもらえたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は、テイクアウト=7時~完売次第終了、喫茶=11時~15時。水曜定休、臨時休業あり。

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