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宇部にたこ焼き店「なにわ たこ閃」 作り置きせず、焼きたてを提供

「焼きたてのたこ焼きを味わって」と野澤さん

「焼きたてのたこ焼きを味わって」と野澤さん

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 たこ焼き店「なにわ たこ閃(せん)」(宇部市西宇部南3、TEL 0836-52-8688)が10月10日、宇部にオープンした。

提供する「たこ焼き」

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 場所は「ウエスタまるき 西宇部店」の程近く。店主の野澤健太さんは山陽小野田で生まれ、両親の仕事の都合で大阪で育ち、約10年前に地元に戻った。野澤さんは「関西にはたこ焼き店が数多くあるが、山口県内ではあまり見かけない。大阪のソウルフードであるたこ焼きが身近な存在になれば」と出店に至った。

 たこ焼きは、作り置きせずに注文を受けてから焼き上げる。大阪の業者から仕入れるというタコを使い、カツオや昆布を利かせただしにこだわった生地に、天かすや紅ショウガ、ネギなどのシンプルな具材を入れる。野澤さんは「熱伝導率の高い銅板でフワフワとろとろ食感に仕上げる。大玉でしっかりと満足感のあるサイズにしている」と話す。

 約7坪の店内に、テーブル席6席のイートインスペースを設ける。「今はテイクアウトが8割だが、熱々の焼きたてのたこ焼きを店内で食べてもらえたら」と野澤さん。

 提供する「たこ焼き」(6個入り=500円、8個入り=650円、10個入り=850円)の味付けには、素焼きやポン酢、ソース、岩塩、だし醤油、塩だれなどを用意する。トッピングは、マヨネーズ(無料)のほか、ネギやチーズ、明太マヨネーズ(以上100円)など。

 このほか、粘度のあるイカ焼き専用粉を使い、専用の鉄板でプレスして焼き上げる「いか焼き」(1枚玉子入り350円)のほか、たこ焼きをえびせんで挟んだ「たこせんべい」(1枚たこ焼き2個入り250円~)、缶ビール、ソフトドリンクなども提供する。

 野澤さんは「駄菓子屋感覚で学生さんや子どもが集える空間を目指し、お腹が空いた時に立ち寄れる店でありたい。夜も営業しているので、夕食のおかずや酒のつまみでも楽しんでもらえたら。軌道に乗れば、県内に2店舗目を出店したい。まだまだ未熟だが、精一杯たこ焼きを焼き続け、粉もん文化を盛り上げたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時(なくなり次第終了)。水曜定休。

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