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萩で陶器市「弐萩祭」開催へ 伝統から現代まで、萩焼のバリエーション伝える

10月の「萩・田町萩焼まつり」の様子(写真提供=萩のうつわ)

10月の「萩・田町萩焼まつり」の様子(写真提供=萩のうつわ)

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 萩焼の陶器市「弐萩祭」が11月30日から、「萩・明倫学舎」(萩市江向)で開かれる。

展示する作品

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 伝統工芸品である萩焼の「今」を周知させることを目的に初めて開く同イベント。名称の「弐萩祭」は、茶道の世界で古くから言われる「一楽、二萩、三唐津」から名付けた。

 主催する萩焼協同組合「萩のうつわ」事務局の横見史さんは「組合員の数が少ない時期が続いていたが、近年はどんどん増え、組合員だけでイベントができるボリュームになったことで開催に至った。伝統的な茶器から、現代の生活様式にマッチしたものまで、萩焼のバリエーションを見てもらいたい」と話す。

 期間中、同組合に所属する窯元らが作陶した作品を展示販売する「大窯出し市」を開催するほか、萩焼作家による「ロクロ体験コーナー」(3,300円+送料)、「ギャラリートーク」(12月2日・3日)、抹茶茶碗を用いて抹茶とお菓子を楽しむ「呈茶席」(550円)、「彩の器展」、茶陶の展示などを行う。

 ぐい呑みや箸置き、アクセサリーなど様々な陶器作品をそろえる萩焼「カプセルトイ」(500円、1,000円の2種類)の販売、出店者が選りすぐった「器」を進呈する抽選(5,000円以上購入)も行う。

 横見さんは「萩焼は茶陶として素朴な風合いが評価されてきたが、今は時代や生活様式に合わせた普段使いできるものも沢山ある。『これも萩焼?』と驚くような作品もたくさんあると思うので、萩焼の進化を感じ取ってもらいたい。各出店者の特色ある萩焼を見に来てもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~17時。12月4日まで。

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