点描曼荼羅作品展「DOT FANTASIA 2」が12月9日、宇部市ときわ公園内の「ときわミュージアム 世界を旅する植物館」(宇部市則貞)で始まる。
同展は、宇部で「La lunaアート教室」を主宰するアート作家・福増美和子さんの作品展で、2年前に美祢で1回目を開き、今回が2回目となる。同館の入り口付近の通路に約20点の作品を展示する。
「点描曼荼羅アート」は、ボールペンなどを使い、紙の上に細かい点を描いて曼荼羅を表現するもの。今回展示する作品は、9センチ角から50センチ角のものまであり、50センチ角の作品になると1枚を完成させるのに15時間近くかかるという。
福増さんは「同じモチーフでも、その時の自分の心情によって選ぶ点や色が変わってくるので、作品が自分の写し鏡のようで面白い。最初に描こうとイメージしていたものとは全然違うものが生まれることも多く、どんなものが出来上がるか毎回わくわくするのが点描曼荼羅アートの魅力」と話す。
「曼荼羅は、風・太陽・光などをイメージして描くので、植物がある場所で個展がしたいと思っていた。知人から同会場を勧められ、イメージにぴったりだなと思った。いつか宇部市内で開催したかったので、人からのご縁で夢が叶った。今後は年1回のペースで定期的に個展が開催できたら。宇部市を拠点に県内各地で開催したい」と笑顔を見せる。
同展は12月17日まで。期間中、土曜・日曜に福増さんが在廊する予定。開館時間は、月曜~木曜=9時30分~17時(最終入館16時30分)。金曜・土曜・日曜・祝日は21時30分まで(最終入館21時)。火曜休館。