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山口で「大内蹴鞠ワールドカップ」初開催 現代版にアレンジ、世界一決定へ

参加を呼びかける川井主任

参加を呼びかける川井主任

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 「第1回大内蹴鞠(けまり)ワールドカップ」が1月21日、山口の築山跡史跡公園(山口市上竪小路)で行われる。現在、参加チームを募集している。

第1回大内蹴鞠ワールドカップ

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 観光庁の補助金を活用した実証事業として初開催する同イベント。主催する「山口観光コンベンション協会」(惣太夫町)の観光事業部主任の川井雅義さんは「西国一の守護大名であった大内氏も楽しんでいたと推測される蹴鞠を現代版にアレンジしたイベント。もともとは京都の文化だが、かつて山口でも盛んに行われていたとされる。山口の文化を発見するきっかけにもなれば」と話す。

 大会形式は1チーム6人のチーム戦で、年齢や性別などのチーム編成は自由。1試合に3回競技し、その内1回の競技で鞠を地面に落とさず蹴ってつないだ回数が最も多いチームが勝利(回数が同じ場合は3回の競技の合計数)し、予選リーグを勝ち抜いたチームで決勝トーナメントを行う。

 鞠を蹴るのは右足のみで、1人が続けて蹴るのは3回まで(「一段三足」の作法)などの「大内蹴鞠ルール」を設けるほか、競技では市内の皮革作家が制作したオリジナルの鞠を使用し、決勝戦は大内氏の時代をイメージしたオリジナル衣装を着用する。

 当日は、京都を拠点に蹴鞠の普及や後継者の育成などを目的に活動する「けまり鞠遊会(きくゆうかい)」を招き、伝統的な蹴鞠のデモンストレーションを行う。

 川井主任は「子どもから大人まで幅広い申し込みがある。観光で山口に訪れる人たちにも興味を持ってもらえればうれしい。『山口の冬といえば蹴鞠』となるように山口を代表するイベントにしていきたい」と意気込む。

 参加は事前申込制で、ウェブサイトで受け付ける。定員は先着16チーム。募集は1月10日まで(定員に達した時点で締め切る)。

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