ドッグサロン「りひと」（宇部市新町）が宇部にオープンして1カ月がたった。オープン日は12月15日。

ドッグサロン「りひと」外観

　同店オーナーでトリマーの三隅雅さんは宇部出身。市内のドッグサロンで経験を積んだ後に独立し、「ドッグサロン開業」という小学生の頃からの夢を叶えた。愛犬のりひとくんが、同店の看板犬を務める。

　三隅さんは「2019年にYICビジネスアート専門学校（山口市小郡）を卒業する際に最優秀賞を受賞したことや、サロンでの経験が自信になった。時間に余裕をもって一匹一匹と向き合いながら、小さいサロンだからこそできるワンちゃんファーストの店を作りたい」と話す。

　自宅の一室をサロンとして使用し、小型犬から中型犬のトリミングを行う。料金は犬種により異なり、爪切り・耳掃除・足回りなどにシャンプーがついた「シャンプーコース」は、チワワ＝3,300円～、ダックスフンド＝4,400円～、トイプードル＝4,950円～、柴犬＝5,500円～、ボーダーコリー＝6,050円～。シャンプーコースにカットが付いた「トリミングコース」（チワワ＝4,950円～など）も用意する。

　爪切りだけなどの単品メニューも用意するほか、「ハーブパック」（2,200円～）、「炭酸泉」（1,650円）、「トリートメント」（1,100円～）などのオプションメニューも提供する。

　三隅さんは「カットを嫌がる場合は床で作業するなど、負担を軽減する方法を模索し、不安がいっぱいなワンちゃんとのコミュニケーションを大切にしたい。少しでも楽しい時間となり、トリミングにあまり乗り気でない子も、『あのお姉さんのところなら行きたいな』と思ってもらえるような場所にしていきたい。ワンちゃんと飼い主さんの日常に寄り添うお手伝いができれば」と笑顔を見せる。

　「ご飯やワクチンなど、様々な費用が必要なためにトリミングは後回しにされがちだが、決して特別なことではない。犬種や体質、毛質、年齢によって頻度は異なるが、定期的に通うことは体のケアでもあり、病気の早期発見にもつながる。コロナ禍でペットを飼う方が増えているが、ワンちゃんの暮らしに欠かせないトリミングの大切さをトリマーとしてもっと発信していきたい」とも。

　営業時間は9時～17時。月曜、木曜、第4日曜定休。予約はインスタグラムかLINEで受け付ける（前日までの要予約）。