お笑いコンビ「ぺこぱ」が2月21日、山口宇部空港(宇部市沖宇部)の認知度向上と利用者増加に向けたPRを行う「山口宇部空港エバンジェリスト」に就任し、委嘱状交付式が行われた。
ニューヨーク・タイムズ紙の「2024年に行くべき52カ所」に山口市が選出されたことをきっかけに、同空港の集中的なPRを目的に新設された同職。今後、SNSでの情報発信のほか、動画などで山口県の観光と同空港の魅力を伝える。
山口県交通政策課の原田浩主幹は「番組撮影のために同空港を頻繁に利用されているご縁や、松陰寺太勇さんが光市出身であること、県内だけでなく全国的な知名度があることなどから任命した。山口に注目が集まる中、PRの起爆剤として全国に山口の魅力を伝えてもらい、空港の利便性についても発信してもらいたい」と話す。
交付式には「ぺこぱ」と、山口宇部空港利用促進振興会の山根信之副会長、山口県観光スポーツ文化部の京牟礼英二部長らが出席。山口県PR本部長の「ちょるる」も登場し、約300人の来場者が見守る中で行われた。
山根副会長は「新型コロナが5類に移行し、人や経済の流れが回復してきた中で山口市が全世界から注目されているチャンスを取り込んでいこうと、『ぺこぱ』にお願いした。山口には素晴らしい場所が多くあるので、国内だけでなく世界中から来てもらえるようにしっかり発信してもらえれば。県など関係各所とも連携しながら、誘客やおもてなしの向上に取り組んでいきたい」と話す。
松陰寺さんは「ロンリネース!これから山口県の玄関口である同空港のエバンジェリストとして、山口と日本各地を結ぶ素敵な架け橋となっていきたい。これからも空港を使っていろんな所に行き、そしてまたここに帰ってこよう。どうもありがとう!」とキメ台詞とともに呼びかけた。
シュウペイさんは「番組の収録をきっかけに山口の美味しい物や名所などを知った。東京の人はあまり山口のことを知らないと思うが、自分の周りの人には『今度山口に行ったらここに行ってみよう』などと言ってもらえている。これからもっともっと山口に来てもらえるよう頑張りたい」と笑顔を見せる。
任期は2025年3月末までを予定する。就任を記念し、同空港内に「ぺこぱ」の等身大パネルを展示する。