ANAクラウンプラザホテル宇部(宇部市相生町)が3月31日、営業を終了した。
同ホテルは1983(昭和58)年11月に「宇部全日空ホテル」として開業し、2011(平成23)年に「ANAクラウンプラザホテル宇部」に改称。宇部のシンボルとして40年間営業を続けてきたが、施設の老朽化やコロナ禍による利用客の減少に伴う業績悪化から、昨年10月に営業終了を発表していた。
同ホテルを運営するユービーイーホテルズの桜田隆社長は「市民の皆様からも、地域を代表する格式のあるホテルがなくなるのは寂しいというお言葉をいただいた。当ホテルは大きな会場を備えるコンベンション施設の一つだったので、そのような機能が失われることは非常に残念。後継の運営会社が決まり、ホテルが再開できることを願っている」と話す。
「お客さまからは、人生の節目の様々なイベントで利用した思い出のあるホテルとして感謝の気持ちをいただいた。40年間の長きに渡り、ご愛顧を賜ったことに改めて厚くお礼申し上げたい」と話した。