弁当とカフェの店「縁」(山口市阿知須、TEL 0836-40-9020)が5月15日、山口・阿知須にオープンした。
店主の諏佐順子さんは東京出身。中学・高校時代を山口で過ごしたことや、母方の実家が山口にあったことから移住し、料理好きだという姉の岡村百栄さんとともに出店した。
諏佐さんは「埼玉や東京でカフェを経営していたが、コロナ禍などもあって閉店し、しばらくは別の道に進んでいた。山口には度々帰省しており、阿知須エリアにはお弁当屋さんやカフェが少なく、需要があるのではと思い出店を決めた」と話す。
コンテナハウスの店内にテーブル席=8席を設ける。当面、平日は弁当販売のみ、土曜・日曜はカフェ営業のみでランチとカフェメニューを提供する。
弁当メニューは、「ローストビーフ弁当」(1,200円)のほか、「鯖の塩焼き弁当」「ビビンバ丼」「ヒレカツ弁当」「豚の角煮弁当」などの日替わり弁当(700円~900円)を常時5種類ほど用意する。「おかず盛り合わせ」(500円)や、総菜(100円~)なども日替わりで販売する。
6月から始めた週末のみのカフェ営業では、ランチタイム(11時~14時)に日替わりの「縁のランチプレート」(1,480円)や「チキンとトマトのスパイスカレー」(1,380円)を提供する。ドリンクは「ドリップコーヒー」(480円)、「紅茶」(450円)、「パインジュース」(380円)などをそろえる。
カフェメニューは、自家製の「縁のプリン・ア・ラ・モード」(750円)などのスイーツも提供する。諏佐さんの知人が「お粧し」の屋号で「お粧しキャロットケーキ」(680円)などを提供するほか、焼き菓子なども店頭に並べる。
店内では、諏佐さんの製菓学校時代の同期という「パティスリージョネス」(札幌市)のオリジナル犬用おやつも販売し、テラス席(4席)は犬と一緒に利用できる。
諏佐さんは「もともと犬が大好き。ペットシッターの資格を持っているので、ペットの悩みなども気軽に相談してもらいたい。今後はトレーナーとタッグを組み、店の外の庭で『犬のしつけ教室』なども行えたら。近所の人が犬を散歩している姿をよく見るので、休憩がてらに寄ってもらい、犬好きの輪、飼い主同士の輪が生まれたら」と話す。
「花火大会などの地元のイベントの時には夜も営業し、地域に明かりを灯したい。母も助っ人でサポートしてくれている。家族で経営する小さなお店だが、この店をきっかけに地域に出店したいという人が増えてくれたら」と笑顔を見せる。
営業時間は、11時~16時30分(売り切れ次第終了)。月曜定休。