山陽小野田の季節体験農場「花の海」(山陽小野田市埴生、TEL 0836-79-0130)で8月2日、ヒマワリ畑が満開の見頃を迎えている。
約1.5ヘクタールの敷地に80万本のヒマワリを栽培している同園。長く楽しめるように種まきの時期を3回に分け、第1弾が7月22日ごろに開花。現在、第2弾が満開を迎え、8月中旬ごろまで順次開花するのを楽しめるという。
同園総合交流部の金子陽平部長は「例年、台風や長雨の影響で倒れてしまうことも多くあったが、ヒマワリ畑を作り始めて15年目を迎え、培ってきた経験と技術がようやく実を結び、約2メートルの背も高いヒマワリも真っ直ぐ伸びてきれいに咲いてくれた。青空をバックに一面のヒマワリを楽しんでもらえれば」と話す。
9月7日~30日には、同園のひまわり畑を題材にした「ひまわり写真展」を開催予定で、8月31日まで写真を募集する。
同園では現在、「ブルーベリー狩り」を行っているほか、同園で収穫したフルーツを使用する「かき氷」も販売する。レストラン「いたりあん食堂」では夏野菜を使ったランチや、「ブルーベリースムージー」(600円)、「Wベリーソーダ」(550円)、「摘みたてブルーベリーソフト」(650円)などブルーベリーを使ったスイーツを提供する。
先月11日からは開園時間を9時30分から17時までに変更した。「これまでは10時開園だったが、お子様連れやご年配の方など開園待ちの方も多かった。8月はヒマワリを見て、フルーツを収穫し、今だからこそ体験できる夏を感じてもらいたい」と金子部長。
「地域の農家さんや地元の店と協力して店作りをしている。地元の人が『埴生って花の海があるところだよね』と県外の人に自慢できる施設になれたら。花畑も農業の一つ。子どもたちに映像や写真だけでなく、実体験を提供したい。ヒマワリが太陽を浴びるように植物のエネルギーをもらって元気いっぱいになってほしい」とも。