ビアイベント「COMORE BEER FEST.（こもれビアフェス）」が8月17日、宇部の複合施設「楠こもれびの郷」（宇部市西万倉、TEL 0836-67-2617）で開かれる。

昨年の様子

　今月5日に15周年を迎えた同施設の恒例イベント。同施設の指定管理者「楠むらづくり」の顧問・河村美弥子さんは「行政機関と連携し、6次産業の振興と地域活性化、新規就農者の育成・サポート、都市と農村の交流などに取り組んできた。農家さんに毎日出荷してもらう農産物の販売や、新鮮な野菜を提供する農家レストランなど、生産者や地域の方々と深いつながりを持てているからこそ15年を迎えることができ感謝の思い」と話す。

　イベントの目玉として、山口県漁業協同組合埴生支店女性部が宇部の特産品である「月待ちガニ（ガザミ）」や「上海ガニ（チュウゴクモクズガニ）」を使用した「特製カニ汁」（有料、先着100人）を提供するほか、15周年を記念して「でっかいゆうれい寿司の15周年バースデーケーキ」を振る舞う。

　巨大な「ゆうれい寿司」のサイズは、バースデーケーキに見立てた60センチ×40センチで、寿司は郷土料理の伝承などを行う市民団体「宇部市生活改善実行グループ連絡協議会楠地区」が手作りする。幽霊の衣装で「ゆうれい寿司」の販売も行う。

　同日は、「食の広場」に同施設内のパン店「couleur」（パン）、古民家カフェ「倉～sou～」（ローストビーフなど）、「Aile Rapport」（焼き菓子など）、「ガルデン ラ・ヴァンヴェール」（牛100％ハンバーグ）などが出店するほか、「花吉」（ソフトクリーム、ポテトなど）、「カギ印ソース本舗」（たこ焼き、ソース）、「ベリアスフードキッチン」（トロピカルジュースなど）などキッチンカー5台も来場する。

　「ステージイベント」では、地元アーティストによる演奏やよさこいなどが披露されるほか、「吉部フォレストビレッジ」のキャンプ体験や、昔懐かしい遊びが体験できる「射的コーナー」、景品が当たる「じゃんけん大会」なども用意する。

　河村さんは「田園風景の中で地域の食を味わってほしい。夕涼みがてら、夏の憩いのひとときを過ごしてもらえたら」と来場を呼びかける。

　同施設では現在、会場での飲食物の購入に使用できる前売り券を販売している。前売り券は2,000円で当日2,200円分購入できる。

　開催時間は17時～20時。