「宇部市高校生ビジネスプランコンテスト2024」最終審査会が8月23日、「うべスタートアップ」(中央町3)で行われ、宇部商業高等学校3年の濱田智彩さんが最優秀賞を受賞した。
同コンテストには、宇部市内の高校生から69件のビジネスプランの応募があり、書類による一次審査を通過した8組が最終審査会に進んだ。同日は、各組が10分間のプレゼンテーションを行い、審査員が質疑応答を行った。
最優秀賞を受賞した濱田さんのビジネスプランの名称は「かるちゃりんく」で、「定年退職後の経験豊富な人材と、部活動に励みたい中高生をマッチングさせ、地域交流の活性化とスキルの伝承に貢献する」というもの。優秀賞には、チーム「うべんべ」(宇部工業高等専門学校2年、代表・丸林優衣さん、中村紗希さん、石田莉音さん)のビジネスプラン「うべんべツアー」が選ばれた。
受賞した濱田さんは「授業の一環で考えたビジネスプランがこのような形になってうれしい。今回の経験を将来に生かしていきたい」と話す。
審査員長を務めた山口大学経済学部経営学科の宮井浩志教授は「高校生の皆さんが一生懸命に考えてくれて、宇部市の課題に沿ったビジネスプランが最終審査に残った。将来的にそれらの課題を解決するようなビジネスに携わってもらい、宇部市を良くしてもらいたい」と総評した。